2016 - 08 - 23
大分県日田市へ行ってきました。日田駅前にある何やら不思議なモニュメントに、いろいろ考えされらたのでした。やはり組織のトップが「流行りモノ」とタカをくくると…思わぬロスが生じているのかもしれませんね。
『愛が足りない!』
…という情報を聞きつけて
私が愛をたっぷり与えてきましたよー!
(だって「愛」ですからw)
そんな日田駅前です。笑
こういうモニュメント良いですねー♡
◆駅前モニュメントは地方の必須アイテム!
駅前には”必ず”
写真スポットが必要です。
その地を訪れた(私のような)観光客は
写真を撮るための「背景」を探します。
写真を撮るために、
その地を訪れているようなものですので
それを利用しない手はありません。
そして、その撮った写真は
みなさん少なからず
(私のように)SNSにアップしたりします。
「ココ行ってきましたー!」
「こんなモノ食べましたー!」
それらの情報は
不特定多数の人へ
「何やらオモシロソウなこと」として
次々に拡散されていきます。
その情報到達範囲は…
想像できますか??
1人でも何万人という
訴求効果があるというのに、
それを複数の人たちが
一斉に発信したとしたら…?!
その地を訪れた人たちが
自ら進んで
情報発信してくれたとしたら…?!
本来であれば、
同じ範囲に「広告」しようとしたら
莫大な費用が必要になります。
駅前に、
写真を撮りやすい
思わず撮りたくなる
…そんなモニュメントを設置する。
たったソレだけで…
設置費用は
“SNSからの情報配信”により、
一瞬にして回収できます。
◆思わず”写真を撮りたくなる”モニュメントを
この日田駅前のモニュメントの
恐ろしく素晴らしい点は、
『日田』という宣伝の一部として
「自分」が介入できる点。
なんで「H TA」??
「I」が抜けてない?
うーん…
なら、私が「I」になる!!
という具合に。
こちら側から写真を撮る”理由”を
作ってあげるのです。
しかも、このモニュメントは
設置場所が絶妙でしょう?
「HITA」を写真に収めようとしたら
必ず「日田駅」の看板が入ってきます。
そういう角度なのです。
明らかに計算されていますねー♪
このことにより、
モニュメントから「HITA」を
読み取れなかった人に対しても、
「日田駅」という訴求力を
担保しています。
◆モニュメントの思考法
そのモニュメントを作るためには
その発注主の目的意識を
整理する必要があるでしょう。
次のステップとしては、
どうしたものを選択すれば
その「目的」を効率よく表現できるか、
見る側の人に正しく認識されるか、
という企画段階へ進みます。
モニュメントを建てる意味、目的、
その効果を考える上で、
“CI”(コーポレートアイデンティティー)の認識は
大いに参考になるでしょう。
コーポレートアイデンティティを
構成する要素としては、
* 社名
* ブランド名称
* ロゴ
* コーポレートカラー
* スローガン
* コンセプトメッセージ
などが、
コーポレートアイデンティティの構成要素です。
これら一貫したコーポレートアイデンティティを
使用することで、
ブランドイメージが形成され
ブランディングが作られていきます。
SNSを使っていないトップだったら…
この発想はないかもしれません。
費用対効果を意識しながら、
せっかくお金使うなら…
効果的に使いたいものです♪