2016 - 05 - 22
晩婚化が進む一方で、医療費負担の増加も併発しています。住宅、教育、老後。どうしても目の前の子どもの教育費のことに目が向きますが、その教育費が落ち着いた後の老後のことまで考えていらっしゃるでしょうか?公的保険だけでなく、民間保険の活用もきちんと見直しておきたいものです。
こう見えまして、私・・・
ファイナンシャルプランナーとしてAFPの資格を持っております。
最近、慌ただしくしていたので
少し遠ざかっていたFP近辺の資料やデータを見ておりました。
その時に感じたことを書きとどめておきますので、
どうぞみなさまの今後の家計プランにお役立ていただけたらと思います。
さて、
私の母は現在、入院しております。
先日1か月分の入院費の請求がきました。
私たちの医療費は年々増加しています。
直近の公表データによると、
2013年に40兆610億とのこと。
7年連続で過去最高を更新しているようです。
このまま医療費は増加の一途をたどるのでしょうね。
私たち国民の医療費は、1人当たり314,700円。
年代別に見ると、
0~14歳:149,500円
15~44歳:114,400円
45~64歳:277,200円
65歳以上:724,500円
いかがでしょうか?
意外に安い?高い?
この医療費の支出に「老後の貧困リスク」が生じてきます。
その「老後の貧困リスク」の要因となるものに
1.高額療養費制度の自己負担限度額の引き上げ
2.先進医療
が挙げられます。
高額医療の自己負担額も、
2002年以降4回の見直しが行われ、上限が徐々に引き上げられています。
先進医療に該当する治療は107種類(平成27年9月時点)あり、
先進医療そのものは全額自己負担です。
家計の三大支出は「住宅・教育・老後」と言われています。
晩婚化が進む現在、
住宅ローンや教育費の支払を終えてから
老後の貯蓄を考える、というタイミングでは
時すでに遅し・・・となりかねません。
「老後の貧困リスク」が顕在化したときには、
もう私たちは年老いています。
家族のライフスタイルに合わせた設計を
もう少し意識していかないといけない必要性を
改めて感じました。