少し前の話です。

70代の女性の方から言われた言葉で、

思わずうれし泣きをしてしまったというお話です。

 

 

 

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◆70代女性に「生きる希望」を与えたって？

 

70代の女性とお話をする機会がありました。

いつもニコニコされているとても素敵な女性です。

私は、その方とお会いすると

その和やかな空気感にいつも以上におしゃべりになってしまいます。

 

 

その日も、いつものように他愛もない話を私が一方的にしておりました。

ひと通り、おしゃべりした後に彼女がおもむろにこう言いました。

 

 

 

あなたのおかげで、

生きる希望が湧いてきた。

 

ありがとう。

 

 

 

生きる希望…

私自身、そういうことを考えてみたことはありませんでした。

それに、私がそんな大層なことを話した心当たりがありませんでした。

だから、なぜ彼女がそう受け取ったのか、

不思議で不思議でたまりませんでした。

 

そこで、素直に聞いてみました。

 

 

 

 

今、いろいろ悩んでいることがあって、

もうこの歳なのに…

笑っちゃうでしょう？

 

でもね、やっぱり幾つになっても

悩みは尽きないのよ。

 

しかも、だんだん身体が

思うように動かなくなってくる。

あぁ、もう先は短いから…と思うと、

なおさら気持ちも焦ってくるし、

そんな自分が歯がゆくなってくる。

 

それで、

未来に何の期待もせず、

自分に何の課題も与えず、

どうせ自分は…と

殻にこもってしまっていたのね。

 

それが、

今あなたとおしゃべりしていて、

間違っていることに気づいたの。

 

あなたは、いつも未来のことを

明るく話してくれる。

 

こうしたい！

こうなりたい！

そんな話を笑顔でしてくれる。

 

そんなあなたを見ていると

こちらまで引きずり込まれて

パワーをもらうの。

 

私たち世代は、

「あなたは若いから…」とか

「若くて動けるとか…」という言葉を

よく口にしている。

 

でも、そうじゃないわ。

 

若くても夢も希望も…

明るい未来も描けない人だっている。

若くて動けても…

自分からは動こうとしない人もいる。

 

年齢は、関係ない。

その人の想いがどれだけ強いかどうか、

その違いだと思うの。

 

私にも、まだまだできることはあるわ。

こんなところで殻にこもっている場合じゃない。

そんな前向きな気持ちにしてもらったのよ。

 

だから、

あなたに「生きる希望」をもらったの。

 

あなたとこうして出逢えたことには

意味がある。

 

本当に、ありがとう。

 

 

 

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◆「未来の話」の影響力

 

私が多くを伝えることはありません。

能力があるわけでもなく、博識でもないからです。

 

しかし、そんな私でもこの時の彼女のように

時折、感謝の言葉を言ってもらえることがあります。

 

この時ばかりは、涙が止め処なくあふれてきました。

 

私が話した他愛もないことが

その人にとって

「生きる希望をくれた」･･･と、

そう言ってもらえた。

 

 

 

それは、いったいナゼでしょう？

 

 

唯一考え得るのは、

私が話すことは「未来」の話が

多かったということぐらいです。

 

実現できるかどうかはわかりません。

正しいことなのかどうかもわかりません。

 

しかし、未来の話が多ければ、

彼女のように

自分を奮起させる効果があるのも事実です。

 

 

それが「ビジョン」なのか、

「ロマン」なのか…わかりませんが、

とにかく未来を「こうしたい」とか

「こうなりたい」という話のことです。

 

 

 

 

年齢は、関係ない。

私たちだっていつ死ぬかわからないのですから。

 

だからこそ「夢や希望」を持つのに

遅いも早いも、ない。

小さいも大きいも、ない。

 

 

 

 

あなたはどんな「未来」を描いていますか？

 

 

 

 

あなたがもし、

経営者だったり、

組織のトップだったり、

子どもの親だったら…

 

ますますあなたの「未来の話」の

影響力は大きくなってきます。

 

 

 

さぁ、「未来の話」をしましょう！

 

 

 

 

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