2016 - 10 - 28
年賀状を考える時期になりました!
目上の人やビジネス上で好ましくない表現もあります。今回はそんな「賀詞」についてのお話です。
ながたあいです^^
年賀状を考える時期になりましたね。
早いですねー。
私も今年は独立して初めての年賀状なので、
早速デザインも頼んでいますよー♪
デザインをお願いしているのは、
私の本の表紙も描いてくれた
Yoco Tuneさん♡
私の似顔絵も
似てるでしょう??
どんな年賀状になるのか…
今から楽しみです♡
今回は、年賀状を考える時に必要な
「挨拶」についてのお話です。
通常は、
「明けましておめでとうございます」が
多いかと思いますが、
ビジネス上で送るときも
それで良いのでしょうか?
…という自分でも疑問があったので
みなさんとも共有したいと思います!
年始の挨拶(賀詞)には、
いろんな表現があります。
謹賀(キンガ)
恭賀(キョウガ)
慶賀(ケイガ)
頌春(ショウシュン)
賀正(ガショウ)
賀春(ガシュン)
迎春(ゲイシュン)
新年(シンネン)
新春(シンシュン)
たくさんあって…
どれが適切なのか、
どういう違いがあるのか
わからなくなってしまいますね💦
しかも、意味を調べてみると、
ビジネス上で使うと
失礼な場合もあるようです。
では、どの表現を使えば良いのでしょうか?
ビジネス上で年賀状を送る時に
失敗しないための言葉選びをご紹介します。
◆「賀」の意味
お正月によく使われる「賀」という文字。
まずは、その「賀」の意味から。
賀:
①祝う、喜ぶ、物や言葉を贈り、祝福すること
②喜び祝う気持ちを表する品物や言葉、祝い、喜び
③褒める
この字は「加」➕「貝」から
成り立っている字です。
お金を表す「貝」を「加える」ことで、
人にお金や物をプレゼントするような、
めでたいことやお祝いごとを
表す意味になりました。
◆目上の人への適切な表現は?!
それぞれの意味で見ていきましょう。
賀正:正月を祝います
迎春:春を迎えました
初春:年の初め、新年
これらは、事実のみを伝えている
ストレートな表現です。
そのため、これらの賀詞は
目上の人に対して使うのは、
適当ではあるとは言えません。
基本的には、次のように
覚えていると良いかと思います。
【目上の人には使えない賀詞】
1文字
「寿」「福」「賀」「春」「慶」「禧」など
2文字
「賀正」「迎春」「賀春」「頌春」「初春」「寿春」など
目上の方やビジネス上で使う場合は、
できれば4文字の表現を
使うのが良さそうです。
では実際に、目上の人にも使える
代表的な賀詞を見ていきましょう。
謹賀新年
つつしんで喜びをお祝いを申し上げること。
「謹」という字は、
つつしんでいる態度がポイントです。
恭賀新年
うやうやしく祝うこと。
「恭」は、命令につつしんで従うという態度が
ポイントです。
「恭」という字は、
左右の手を合わせてできた「共」に
「心」が組み合わされています。
なので、私は個人的にこの「恭」を使った
賀詞は好きなのです♪
4文字の賀詞には、
「謹」や「恭」という
相手への態度を表す言葉が入ります。
1文字や2文字の賀詞には、
「新しい年がきた」という
事実しか述べていません。
だから、失礼にあたるのです。
そういう視点で見ると、
4文字の賀詞ではなく、
次のような表現のほうが、
より丁寧な表現だと言えるかもしれませんね。
謹んで年頭の御祝詞を申し上げます
謹んで初春のお慶びを申し上げます
謹んで新年のお祝いを申し上げます
目上の人やビジネス上で使う賀詞は、
4文字または挨拶文が良いでしょう。
ちなみに、私は!
今年の年賀状は
「恭賀新年」で作成予定です★
ぜひ参考までに。
ながたあいでした^^