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2016 - 09 - 30

「のろまのカメ」と決めつけていると、大きな損しちゃうかもよ。

「お役所仕事は、どうにも遅くてかなわんなぁー」と思っていらっしゃる方。いろんな地域の動きを見ていると、民間とうまく連携を取っている地域が・・・見えてくるかもしれませんよ。リズム感は大切。そういう地域を観察していると、とても勉強になります!

 

「役所仕事は遅い・・・」というイメージを

どうしても私たちは抱いてしまう傾向にあります。

 

 

不思議ですね。

なぜなのでしょうね笑。

職員さんの対応スピードに非常に不満を持っている人が多いですね。

制度等も「わかりにくい」という声もあります。

(実際に私も長~~~い時間待たされた挙句に、さらにまた他の部署へ回されて、何度も同じ話をした経験も・・・泣)

 

 

 

そんな声も「ごく一部」かもしれませんけどね。

「ごく一部」であることを願います。

 

 

 

 

 

さて、そんな「スピードが遅い」と思われているお役所仕事。

しかしながら、素晴らしいスピード感に注目している地域があります。

 

 

先日ご紹介した園田市長率いる「大村市」と、「佐賀県」および「佐賀市」です。

 

 

 

 

佐賀県は、夏休みに入る前に「おそ松さん」ブームを見越した戦略をしていました。

これまた私的には度肝を抜かれました。

「リアルブーム」のタイミングにきっちり乗っていたからです。

 

◆参考:佐賀県×おそ松さん https://sagaprise.jp/sagamatsuri/

 

 

 

 

事前の計画や予算などの段取りもあるでしょう。

稟議書やら押印のたらい回しもあるのでしょう。

それでも、きっちり「リアルタイム」で仕掛けています。

 

予算編成とかどうしてるのかなぁ~。

そのスピードと柔軟性にいつも感動を覚えるほどです。

 

 

 

 

今回、佐賀県は「香港プロモーション」をするそうです。

これまた良いですよね~。

県が率先して、これだけ動いていると、「民間も負けちゃいられない!」と奮起しますね★

 

 

 

以下、その「香港プロモーション」の抜粋です。

 

 


 

 

香港において官民が一体となって
佐賀県をセールスします

県産農産物の輸出量や本県への外国人宿泊観光客数が年々増加している香港において、県、株式会社佐賀銀行、佐賀県農業協同組合との共催で、農産品や有田焼の販路開拓、観光客誘致を目的とした「香港プロモーション」を実施します。

1 主催

佐賀県、株式会社佐賀銀行、佐賀県農業協同組合

2 期間

平成28年10月5日(水曜日)~平成28年10月7日(金曜日)

3 参加者

佐賀県 知事 ほか

佐賀銀行 陣内頭取 ほか

佐賀県農業協同組合 金原組合長 ほか

県内食品関連企業 8社10名       総勢34名

4.内容

(1)PRレセプション

日時 10月6日(木曜日)15時00分~17時00分

会場 高級和食店「権八」

(4F, Lee Gardens One, 33 Hysan Avenue, Causeway Bay, Hong Kong)

招待者 現地シェフ、バイヤー、マスコミ、関係機関ほか 70名程度

内容 県産品を使ったメニューの試食

(同店で平成29年1月初めまで「佐賀県メニュー」を提供予定)

佐賀の酒での鏡開き

有田焼の酒器で佐賀の酒の乾杯

県内書道家 山口 芳水 氏によるパフォーマンス

有田焼の展示(平成29年1月初めまで展示予定)

現地シェフ、バイヤーと県内企業との商談活動

観光PR

(2)参加企業による商談活動(期間中随時実施)

現地有力商社との商談及びその取引先との個別商談

(3)その他

小売店への営業活動、関係先との意見交換等

 

 

○EGLツアーズ 袁 文英(えん ぶんえい)代表取締役社長

1986年、訪日旅行を取り扱う旅行代理店を設立。

今年、30周年を迎える。香港における訪日旅行取扱No1であり、

2015年は年間16万人以上を日本に送客。2016年3月、佐賀県国際観光大使委嘱。

 

○香港SOGO

2007年7月から佐賀牛取扱指定店。

地下2階のフレッシュマートでは佐賀牛のほか、

佐賀の酒、青果物、加工食品等を販売。

 

○シティースーパータイムズスクエア店

香港、上海、台湾で店舗展開する複合型スーパー。

全ての店舗で佐賀の酒が販売されている。

このほか柿やみかんなど季節ごとの果物、野菜等を販売。

 

 

参照:佐賀県HP http://www.pref.saga.lg.jp/kiji00350869/index.html

 

 


 

 

販路開拓や事業促進に効果的な「場所」を、県が準備してくれているという・・・ということですよね?

私も参加してみたいなー笑。

佐賀県民ではないけれど、実際のリアルなニーズが聞けるわけでしょう?

すごく貴重な機会ですよね!

だって、民間は「交通費も宿泊費も視察経費も全部自費で」現地に行っているわけです。

それも、知り合いづてのルートで。

県が招いた人たちが背後に持つ「市場」と、私たちが知り合いを辿って得た「市場」と。

最初の入口から規模が違う気がするんですよね~。

だから「貴重」なんですよね~。

このように、自分たちでは出会えないような人と「出会える場」を作ってもらえる。

(簡単に会える人脈を広くお持ちの方はたくさんいらっしゃるでしょうが、少なくとも私は無理です泣w)

 

国や地方公共団体が、そういう民間の「環境」をサポートする姿勢は、ぜひいつまでも持っていただきたいですね。

 

 

 

 

 

もちろんこうした取り組みは、他の自治体もされていらっしゃるのでしょうが、

なぜか佐賀の動きは、目に入ってくるんですよね・・・。

特に意識していなくても「情報」として目にします。

それだけプレスリリースも活用しているし・・・

 

 

 

 

 

あ!それだ!!

 

 

 

私がよく目にするのは「プレスリリース」経由のような気がします!

 

FacebookなどのSNS上のPRサイトや、インターネット新聞等でよく見かけます。

 

 

 

 

 

そうだ!!

 

 

 

「プレスリリース」の配信先と配信頻度、そして配信のタイミングが絶妙なのでしょう、きっと。

 

 

 

 

 

私も「プレスリリース配信代行」をしているので、そういうところは特に、見習わなければなりません。

 

自省する良い勉強になりました~♪